沖縄県内コロナ 28人新規感染 学校PCR陽性率は0.79%(7月13日朝)

県は12日、10歳未満から90代の28人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者数は前週の月曜日と同じ人数で、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は22.76人で全国2番目に多い。

 早期の緊急事態宣言解除に向け、県は、感染状況を示す国の指標でステージ4にある1週間の新規感染者数と療養者数を、ステージ3に下げることを目指している。12日時点の療養者数は618人。ステージ3は438人以下が目安で、県の糸数公医療技監は「今一番やるべきことは新規陽性者を減少のまま引っ張っていくこと。そうすると1~2週間で(療養者数の)目標の数字が見えてくるかと思う」と述べた。

 新規感染28人のうち、推定感染経路が判明しているのは10人で、内訳は家庭内5人、飲食2人、友人知人1人、その他2人。居住地別では那覇市が最多で12人、中部保健所管内5人、名護市と浦添市、糸満市各2人など。感染者累計は2万1377人となった。

 県によると、12日までに実施した学校PCR検査で、4529人に検査し36人の陽性が判明した。陽性率は0.79%。糸数医療技監は「なるべく負担にならない形で継続できるのであれば継続したい考えだ」と説明した。

 米軍関係は11日に嘉手納基地4人、キャンプ・ハンセン3人、普天間基地1人の計8人、12日に嘉手納基地2人と普天間基地1人の計3人の感染が報告された。累計は1484人。

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