障害者40人が職業技能競技に挑戦 諫早「アビリンピック」

丁寧な接客をする出場者=諫早市、ポリテクセンター長崎

 障害者が身に付けた技能を競う第43回県アビリンピックが10日、諫早市小船越町のポリテクセンター長崎であり、県内の特別支援学校や就労支援施設に所属する約40人が日ごろの練習の成果を披露した。
 職業能力を高めて自立を促し、社会の理解や認識の向上、雇用促進などを目的に県などが毎年開催している。
 パソコンを使った表計算や、書類の発送作業などを競う「オフィスアシスタント」など6競技を実施した。喫茶サービス競技には13人が出場し、緊張した表情ながらも丁寧に客役の職員らを席に案内し、注文から商品の提供、後片付けまでの接客に取り組んだ。正確かつスムーズな接客技術だけでなく、他の出場者との連携力なども審査員が評価した。
 各部門の成績は後日発表。最優秀にあたる金賞受賞者は12月に東京都で開催される全国大会に推薦される。

© 株式会社長崎新聞社