V長崎 先制するもホームでドロー 8位に後退

【V長崎―大宮】後半10分、ゴール前で鋭い切り返しを見せるV長崎の澤田(中央)=トラスタ

 明治安田J2第22節(11日・トランスコスモススタジアム長崎ほか=11試合)V・ファーレン長崎は大宮と1-1で引き分けた。通算成績は11勝4分け7敗(勝ち点37)となり、順位は前節の7位から8位に後退した。
 0-0の前半42分に、雷雨のため約1時間にわたって試合が中断した。再開後の後半4分、V長崎は開幕節以来となる毎熊のゴールで先制したが、42分にクロスからボレーを決められて同点。互いに勝ち点1を分け合う結果となった。
 8月9日の長崎原爆の日に向け、V長崎の選手たちは今節から平和祈念ユニホームを着用。試合前に、南島原市出身のDF江川湧清が「V・ファーレン長崎にかかわるすべての人たちとともに、サッカーだからこそ伝えられる平和へのメッセージを世界に発信していく」と平和宣言をした。
 他会場は、首位磐田が山口と2-2で引き分けて勝ち点48。北九州を2-0で下した2位京都が勝ち点1差に詰め寄った。
 第23節は17、18日、各地で計11試合を実施。V長崎は17日午後7時から、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で18位北九州と対戦する。この節を終えると、五輪開催に伴いリーグは約3週間中断する。

 


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