五輪海外勢 第1陣長崎入り ポルトガル水泳代表選手団

「ようこそ長崎へ」と書かれた横断幕で出迎えを受けるポルトガルの競泳チーム=長崎空港

 東京五輪に出場するポルトガルの競泳代表チームが12日、事前合宿のため、空路で長崎入りした。長崎市職員や県職員ら約10人が現地語で「ようこそ長崎へ」と書かれた横断幕を掲げ、国旗の手旗を振って出迎えた。18日まで滞在し、長崎市松山町の市民総合プールなどで調整する。
 東京五輪の事前合宿で来県した海外チームは初めて。選手7人、コーチと役員ら9人の総勢16人で、すでに新型コロナウイルスのワクチン接種を2回終え、12日に羽田、成田空港で受けた抗原検査で全員の陰性が確認されている。滞在中は毎日PCR検査を受ける。12日夜に大村市の長崎空港に到着し、一般客との接触を避けて専用バスとタクシーに乗り込んだ。合宿期間中は長崎市内のホテルに宿泊する。
 市民総合プールの選手控室には、選手たちを励まそうと、市内の小学生が描いた応援メッセージ入りの絵画を掲示した。受け入れを担当する市スポーツ振興課の井克史課長は「市民がポルトガル代表を応援している気持ちを感じ取っていただき、万全のコンディションで本番を迎えてほしい」と話した。
 県内ではポルトガルのトライアスロンチームが16~21日に大村市、スペインのハンドボールチームが17~20日に佐世保市、フィリピンの陸上チームが19~26日に諫早市、ドイツのパラリンピック陸上チームが8月14~22日に島原市で、それぞれ事前合宿する予定。

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