神奈川・小田原、市役所の仕事 自宅でインターンシップ インスタでアピール記事も

小田原市役所

 自宅から仕事や社会について学んでもらおうと、神奈川県小田原市は8月、大学生らを対象にしたインターンシップ(就業体験)を初めてオンラインで開催する。新型コロナウイルスの感染防止の観点から導入した。市は「市役所がどんな仕事をしているのか気軽に体験してほしい」と呼び掛けている。

 インターンは8月3、4、12、27日の全4日間のプログラムで20人を募集。オンライン会議システムを活用し、市職員との会議も体験し、実際に市のシティーセールスの企画に携わる。

 市のキャラクター「梅丸」の写真共有アプリ「インスタグラム」のアカウントを使って、学生が市をアピールする記事を作成、投稿して、市民からの反応などを分析し今後の施策に反映していくという。

 市はこれまで希望する職場で1週間ほど仕事体験を味わってもらっていた。2020年度はコロナ禍で受け入れを中止していたが、21年度は従来の対面式に加え、オンラインも取り入れた。市職員課は「感染リスクを少しでも減らし、遠方の人も含めて幅広く参加してもらいたい」と話している。

 オンラインのインターンは大学や高等専門学校、専門学校などに在籍する学生が対象。申し込みは7月12日午前8時半から16日午後5時まで、市ホームページから。

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