女性をターゲットにした「美肌・姫神の湯」というキャッチコピーを産み出し、美肌グッズの専門店「姫ラボ」などを観光振興に活用した仕掛け人、角 幸治（すみゆきはる）さんが、躍進の舞台裏を書いた「玉造温泉の奇跡」を出版。角さんは、玉造温泉は美肌に良いと1300年前の書物に書いてあり、もともとないものではなく、あるものを磨く事が大事だと語った。
国内外・300の温泉をめぐっている温泉家・北出恭子さんは「源泉をボトルに汲むとか、玉作湯神社で女性が喜ぶコンテンツを町全体でやられているのが素晴らしい」「旅館単体ではなく、地域ぐるみできちんと町づくりしている」と玉造の魅力を教えてくれた。玉造温泉は、弱アルカリ性で角質などを落とす一方、保湿効果もあり、全国に複数ある“美肌の湯”の中でも代表的な泉質だそう。
作られた特別メニュー“美肌膳 ～山陰の恵み～”では、日本海産の鮮魚や、奥出雲ポーク、しまね和牛ステーキなど山陰の美肌食材が使用されている。特に、食用バラのシロップをかけるデラウェアのデザートは宝石箱のようで、写真を撮り発信をしたくなる美しさ。
島根県では今後、最も敏感で、最も発信をする若い世代の女性へのアピールを一層すすめる考えだ。
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