【東京五輪】サッカー協会・田嶋会長が切実訴え「みんなハッピーとなる五輪に」

田嶋会長

東京五輪で大会組織委員会の理事を務める日本サッカー協会の田嶋幸三会長(63)が、大会を巡るネガティブイメージを懸念しつつ開催の成功を切実に訴えた。

新型コロナウイルスの感染が深刻な状況の中で迎える東京五輪を巡っては、依然として中止の声が根強い現状がある。

13日にオンラインで取材に応じた田嶋会長は「五輪が悪者であったり、そういうイメージが流れているのが非常に残念。JOC(日本オリンピック委員会)の副会長としてオリンピックムーブメントを伝えていくチャンスだと思っていた。今、五輪が来ると感染者が増えるとか非常にネガティブになっている」と現状への思いを吐露した。

そのうえで「東京五輪を終えてレガシーが残るのをイメージしていたので、試合が始まったらなんとかそういうものを払拭して五輪やってよかったねとなってほしい。選手たち、指導者、スタッフ、メディア、海外から来た方、日本の国民も含めて、みんなハッピーだったねと言える五輪になってほしい」と大会の成功を強く願った。

新型コロナ禍の中で迎える異例の東京五輪。大会を巡る機運は高まるのか注目が集まる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社