巨人・原監督の表情曇り…2回でサンチェス交代 1イニング3被弾含む4失点

2回、ヤクルト・村上に一発を浴びた巨人・サンチェス(左)。これが悪夢の始まりだった…

巨人・原辰徳監督(62)が、13日のヤクルト戦(東京ドーム)で先発したエンジェル・サンチェス投手(31)を2回であきらめた。

サンチェスは初回こそ無失点で切り抜けたが、1―0の2回につかまった。先頭打者の村上にはフルカウントから投じた変化球で、体勢を泳がせながらも右中間スタンド中段まで運ばれる25号ソロを浴びて同点。続くオスナこそ打ち取ったものの、吉田大には1号ソロで勝ち越しを許した。さらに場内のどよめきが収まる間もなく、続くサンタナには外野手が一歩も動けないほどのライナーを左翼席に突き刺され、瞬く間に2点を勝ち越されてしまった。

ここで踏ん張れればまだしも、二死から相手先発投手の奥川に四球を与え、塩見にあわやバックスクリーン弾となる中堅フェンス直撃の適時二塁打…。幸先よく初回の攻撃で1点を先制したが、ツバメ打線の1イニング3発の集中打で1―4とあっさり形勢逆転。ベンチで表情を曇らせていた原監督は、3回からサンチェスに代えて2番手に桜井を送った。

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