楽天の田中将大投手(32)が13日のソフトバンク戦(ペイペイ)で、7回を4安打1失点に抑える快投。4勝目を挙げた。
初回、二死を取った直後に同学年の柳田に右中間スタンドへ運ばれる22号ソロを被弾。先制を許す立ち上がりとなった。
しかし、ここから持ち味を存分に発揮した。安定感抜群の投球でつけ入る隙さえも与えなかった。
ソフトバンクとは今季初対戦。8年ぶりのマウンドでも鷹キラーぶりは健在だった。ルーキーイヤーの2007年にプロ初勝利を含む5勝をマークするなど好相性で、メジャー移籍前の対戦防御率は同一リーグで唯一の1点台となる1・85だった。
お立ち台では「久しぶりだったんですけど好きな球場ですし、いいイメージを持ってマウンドに上がることができました」と話した。
田中のソフトバンクとの対戦成績は以下の通り。
2007年 5勝1敗、防御率4・53。
2008年 1勝0敗、防御率2・03。
2009年 2勝0敗、防御率1・00。
2010年 1勝2敗、防御率1・01
2011年 3勝0敗、防御率0・24
2012年 2勝0敗、防御率0・77
2013年 2勝0敗、防御率1・71
2021年 1勝0敗、防御率1・29。
好投の要因について「全体的にそこそこボールを操ることができた。まずまずというところがシーズンが始まった当初よりも高いレベルに持ってくることができていると思う。そこでうまく相手打者のバランスを崩すことができたと思う」と振り返った田中。
後半戦もリーグ連覇を目指す王者の前に立ちはだかる。