世界遺産登録 26日にも審査 奄美の希少生物 魅力を紹介 市役所で特設展

奄美大島の希少野生生物を紹介する特設展=奄美市役所

 奄美大島の希少野生生物を写真で紹介する「世界自然遺産特設展示」が奄美市役所で開かれている。国指定天然記念物のアマミノクロウサギやオオトラツグミなど希少種を中心に24点が並ぶ。無料。29日まで。

 26日にも決まる見通しの「奄美・沖縄」の世界自然遺産登録へ向け、関心を持ってもらおうと市プロジェクト推進課が企画した。奄美博物館の学芸員平城達哉さん(30)が撮った16点、環境省提供の8点を展示する。

 草むらに潜むクロウサギと枝上のケナガネズミの愛らしい表情や、フェリエベニボシカミキリの色鮮やなオレンジ色が目を引く。来場した同市名瀬の前元和男さん(62)は「いろいろな生物が生息していることが分かり、改めて島のことを誇りに思えた」と話した。

奄美大島の希少野生生物を写真で紹介する特設展=奄美市役所

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