阿部寛が“水中未解決事件”を解決するダイバーに! TBSとハリウッドの制作会社がタッグを組んだ「DCU」で主演

TBS系では、2022年1月スタートの「日曜劇場」枠で、阿部寛が主演を務める連続ドラマ「DCU」(日曜午後9:00、開始日未定)を放送することが分かった。

ドラマは、水中の捜査に特化した架空の組織・DCU(Deep Crime Unit=潜水特殊捜査隊)を舞台にしたオリジナルのウォーターミステリー。海上保安庁に新設されたDCUは、水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団で、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な、危険極まりない日本全国の河川や湖など、あらゆる水中に潜り、隠された証拠を探して事件を解決。“水中未解決事件を解明すること”が、彼らのミッションとなる。

阿部が演じるのは、そんなDCUの隊長・新名正義。新名はルールを無視してでも必ず真実を突き詰めるまで諦めず、「海を汚されること」と「真実が解明されないこと」を許せない男だ。個性豊かなメンバーたちと一緒に水中に潜り、さまざまな難事件を解き、その裏に潜む悪に立ち向かっていく。

阿部は「このたび『DCU』という水中に特化した捜査をするという、新しいジャンルのドラマに挑戦することになりました。このジャンルのドラマは世界初だそうです。今からワクワクしています。海はもちろん、湖、川、プール…、水があるところならどこでも駆けつけて捜査します。ダイビングシーンもあるそうで、今から準備を始めています。海上保安庁さんに全面協力していただいての迫力あるシーンと、ハリウッドなどで活躍されている海外のクリエーターとのコラボ。そこから生まれる映像も、きっと皆さんに楽しんでいただけると思います」と自信を持って撮影に臨み、「チームで全力で取り組みますので、新しい要素がたくさん詰まった『日曜劇場』を楽しみにお待ちいただきたいと思います。よろしくお願いします」と話している。

なお、ドラマは海上保安庁の全面協力の下で撮影が行われる。実際の巡視船や防災基地などでの撮影も予定しており、水のプロである彼らの監修で、リアリティーと迫力がこのドラマに加わる。阿部をはじめとするダイバー役の役者も、海上保安庁に所属する本物のダイバーから指導を受けながら撮影に臨む。幾多の危機を乗り越えた本職ダイバーの経験や考え方が、劇中でダイバーを演じる役者陣の演技に厚みと真実味を与える。

そして、DCUが“水”にまつわる事件に遭遇して人の命と尊さを厳粛に扱う一方で、彼らの人間模様をしっかりと描いていくこともこのドラマの魅力。個性豊かなメンバーたちの人間ドラマを中心に描きながら、さまざまな水中事件や救助、外部からの侵入対策など難事件に立ち向かい、水中にある謎や事件をスピード感と爽快感をもって解明していく。

さらに、この作品は同局がケシェット・インターナショナル社およびファセット4メディア社と共同制作するオリジナルドラマである。ケシェット・インターナショナル社は、世界的大ヒット作「ホームランド」で知られるイスラエルのテレビ局・Keshet12(ケシェット12)をグループに持ち、ハリウッドでも活躍する世界との太いパイプを持つ総合メディア会社だ。代表作「ホームランド」は、「24-TWENTY FOUR-」シリーズを手掛けて世界に名をはせたスタッフが再集結して制作したドラマで、2012年のエミー賞・ゴールデングローブ賞を総なめにした大ヒット作。第8シーズンまで制作され、世界中に広くファンを抱えるサスペンスドラマだ。

ファセット4メディア社は、DCUのIPホルダーでありカナダを中心に世界市場に向けた革新的なテレビシリーズの開発、制作、配信を手掛ける制作会社。今回、TBSと共同で開発・制作するドラマは、日本国内のみならず海外展開も視野に入れている。世界を見据えた新しい“潮流”にも注目だ。

番組を手掛ける伊與田英徳プロデューサーは「この企画を目にした時、ぜひともやってみたいと心躍ったのを昨日のことのように覚えています。その時、この主人公の男は阿部寛さんしかいないと勝手に確信しました。その阿部さんに、この役を演じていただけることになって今からワクワクしています。そして、今回、世界でたくさんのヒットドラマを輩出している制作会社のケシェットと、この素晴らしい企画を開発したファセット4と共同制作できることも大変楽しみです。さらに、日本の海を守っている海上保安庁のご協力でリアリティーを追求した撮影ができることになりました。迫力のある映像も楽しみです。世界で活躍する皆さんとスクラムを組んで、日曜劇場を支えてきていただいた阿部寛さんと、水に恵まれた日本でしかできない一期一会のドラマを全力で作っていきたいと思います。楽しみにお待ちいただきたいと思います」とこれまでにない作品の制作に力が入っている。

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