巨人・小林が捕逸でピンチ拡大 サイン違いで先制のきっかけ許す

巨人・小林

名コンビがまさかのパスボールだ。五輪中断前、最終戦となる14日のヤクルト戦(東京ドーム)で巨人は山口が先発。小林とバッテリーを組んだ。

初回、先頭の塩見に中前打を許すと続く青木への初球を小林がミットで大きくはじいた。小林は変化球を捕る動きを見せたがボールは直球。明らかなサイン違いで三塁方向にボールが転がり、塩見が二塁へ進んだ。青木の中犠飛で塩見が三進。村上の二ゴロの間に先制を許した。

これでリズムを崩したのか山口はオスナの安打、中村の四球で二死満塁とすると、サンタナに走者一掃の適時二塁打。この回、一挙4失点となった。

山口―小林コンビは2019年には最優秀バッテリー賞に輝いているが、この日は、青木への3球目スライダーもキャッチできずポロリ。バッテリーのバタつきが大量失点につながってしまった。

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