東京五輪開幕まであと9日となった14日、菅義偉首相(72)は官邸で国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)と会談した。
本番へのカウントダウンが近づく中、菅首相は「すべての参加者が感染対策をはじめ適切な行動をとることが、国民に対しての理解、大会成功のためには不可欠だ」と強調。首都圏を中心にほとんどの会場を無観客開催とし、各国選手団や大会関係者らにルールを守ってもらうことで〝安心安全な大会〟を目指す。
一方、東京都はこの日、新たに1149人の新型コロナ感染者を確認。新たな感染者が1000人を超えたのは5月13日以来で開催に向けては逆風となっている。
菅首相は「政府としても万全な感染対策を講じて、安心安全な大会にしたい」と述べ、バッハ会長は「われわれが日本国内にリスクを持ち込むことは絶対にない」と話したが…。このまま〝無風〟で開幕を迎えられるのか。