【名古屋場所】綱とり照ノ富士が11連勝「これからが大事なんで全力」

御嶽海を寄り切った照ノ富士(左)

大相撲名古屋場所11日目(14日、愛知県体育館)、綱とりに挑む大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が、関脇御嶽海(28=出羽海)を寄り切り、初日から11連勝をマークした。

取組後はいつものように「落ち着いて取れたんで良かった」と淡々と語り、自己最多タイとなる11連勝にも「(意識は)特にない。一日一日やるだけ。これからが大事なんで全力を尽くすだけ」と余計な気負いはなさそうだ。

この日に幕内琴ノ若(23=佐渡ヶ嶽)が黒星を喫し2敗力士がいなくなった。賜杯は全勝を続ける照ノ富士と横綱白鵬(36=宮城野)に絞られた形となり、審判部副部長の錦戸親方(58=元関脇水戸泉)は「一方的になった。昨日もそうだけど全体的に(相撲内容が)淡泊。(こうなったら)2人が脱落しないでいってほしい。1人(での独走)になってしまうと盛り下がるので」と語った。最後まで優勝争いを面白くできるか。

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