新党名は「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」立花孝志党首が5度目の変更

立花孝志党首

立花孝志党首(53)率いる国政政党「嵐の党」の総会が14日、国会内で開かれ、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」への党名変更が内定。略称は「NHK党」となる。

同党は先月、「古い政党から国民を守る党」から「嵐の党」に変更になったばかりだが、都議選での結果を受け、国政政党になってから、5度目の党名変更が検討されていた。

立花氏は「今日朝、シャワーを浴びながら考えいる時にスッと思いついた。『NHKから国民を守る党』の党名を思いついた時と同じ」と浮かび上がったのは「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」。

弁護士法72条とは、弁護士や弁護士法人以外が報酬目的で法律事務の取り扱いを禁じるもの。立花氏はNHKから委託されている会社による受信料の集金業務は、この72条に抵触しているとして、NHKと係争中で、年内にも判決が出る予定だ。

「(新たな)党名で選挙に有利不利かといったら不利。それでも有権者に弁護士法72条違反って何なんだと問題意識を持ってもらわないといけない。NHK問題を2年間やってきたので、その審判を受けたい」と話した。

総会では「『裁判してる』では、〝い抜き言葉〟になる」「72条を入れる必要があるのか」「もっと短い方がいい」「NHKから国民を守る党でいいのでは」などの意見が飛んだ。

立花氏は「『NHKと裁判をしている』という大事なものを前にもっていって、72条を後にする倒置法。党名は長い方が目立ち、20文字以内の制限があり、ちょうど20文字になるようにした」と話し、最終的に総会内で承諾を得た。

21日にも正式に届け出る予定で、秋までに予定される衆院選は、新党名で挑むことになる。

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