【大井競馬】64歳の帝王・的場文男騎手が最年長勝利記録を更新「気持ちは10歳若いから」

大井12Rで最年長記録を更新した的場文男騎手

大井の帝王にまたひとつ新たな勲章が加わった。14日の大井競馬最終12レースで、ノートウォージー号にまたがった的場文男騎手は鮮やかな逃げ切りV。森下博元騎手が持つ最年長勝利記録(64歳10か月)を7日更新する金字塔を打ち立てた。

1973年にステッキを手にしてから48年。馬上で繰り広げられる豪快な手綱さばきは還暦を過ぎても変わりはなかった。的場は「ハナに行ければ行こうと思っていた。理想通りの展開」と追いすがる後続を突き放しての会心Vに胸を張ってみせた。

約2か月後には65歳を迎える的場。それでも勝負師の瞳はまだ闘志に満ちている。「体力が落ちているのは分かっている。でも、気持ちは10歳若いから」とキッパリ。改めて生涯現役を誓っていた。

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