【新型コロナ】14日の神奈川、2人死亡 361人感染 相模原の小学校でクラスター拡大

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で14日、2人の死亡と10歳未満~80代の男女361人の感染が確認された。うち217人の感染経路が不明。

 1日当たりの新規感染者数は2日連続で300人を上回った。

 死亡した横浜市の90代の男性は、利用していた通所介護施設で感染者が確認されたことから、5月20日に検査を受けたが陰性だった。その後発熱したため、6月2日に再び検査を受けたところ陽性と判明。7月12日に亡くなった。

 同市の70代の男性はクラスター(感染者集団)が発生している市内の診療所で人工透析を受けていたことから、6月30日に検査を受けて陽性判明。7月12日に亡くなった。

 男性には慢性心不全などの基礎疾患があり、6月7日と28日にワクチンを接種していた。同診療所ではこれまで18人の感染が明らかになっていたが、亡くなったのは初めて。

 横浜市がクラスターの発生を確認した同市内の大学の運動部では、新たに部員6人の感染が判明。

 クラスターが発生した相模原市中央区の市立青葉小学校で新たに児童3人の感染が判明し、陽性者は計9人となった。同校は14日から休校している。

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 神奈川県は14日、県内で既に公表されている感染者のうち、男女43人がインドに由来するデルタ株(疑い含む)に感染していたと発表した。

 1日のデルタ株発表人数としては12日の23人を上回り、過去最多。

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