中日・与田監督「結果を出さないと認めてもらえない」借金10で前半戦終了

ベンチで浮かない表情の与田監督

中日は14日の広島戦(マツダ)で散発5安打と打線が沈黙し0ー2と今季6度目の零封負け。前半戦最終戦は痛恨の3連敗となり、借金は今季ワーストタイの10まで膨れた。相手先発・森下の前に打線は8回まで散発5安打無得点と手も足も出ず、9回は新人守護神・栗林に大島、ビシエド、福留の主軸が三者凡退。先発して7回1失点と好投した柳を見殺しにしてしまった。

以下は与田剛監督(55)の一問一答。

――柳の投球は

与田監督 良く投げた、本当に。やっぱり打線が点が取れないので、なかなか勝つことができない。これをみんなで反省して解消していかないといけない。

――森下からなかなか点が取れない

与田監督 前回は初回に何とか速いボールを安打して1点取った。その後、なかなか相手の変化に対応できなかった。今日に関してはその真っすぐをなかなか仕留められなかった。いろんな球種をうまく投げる投手なので。でも、やっぱり何とか点を取らないと勝つことができない。

――前半戦を振り返って

与田監督 数字的には納得できない数字になっている。投手陣の踏ん張りは、よくできていたと思うが、攻撃の得点力をアップしないといけないという前半だった。

――監督就任3年目の経験は生きてくる

与田監督 それは結果を出すしかない。毎試合、スタッフと相談しながら、いろんな策を練って取り組んでいる。結果を出さないとそのへんは認めてもらえない。そこに集中していきたい。

――あと一本出るか、出ないかの差は

与田監督 それは技術の問題と考え方。スコアラーもいいデータを毎回たくさんくれている。それをいかに生かすか。あとは打席で自分の踏ん切り、覚悟がどれだけできるか。どうしてもなかなか人の気持ちは分からないが、とにかく迷いを少しでも減らすこと。後半戦には必要なのかな。

――後半戦へ向けてこの1か月は

与田監督 もう本当にやるしかない。一個ずつ勝つしかない。いろんな数字は見ていかないといけないが、勝つしかない、それだけですね。

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