巨人〝投壊〟の理由をOB堀内恒夫氏がズバリ「集中力ない」 継投のパターン化を進言

堀内恒夫氏

元巨人監督で評論家の堀内恒夫氏(73)が15日、ブログを更新。2戦25失点の古巣にアドバイスを送った。

巨人は13日は7被弾、14日は36年ぶりの14四死球と投壊状態で前半戦を終えた。堀内氏は「出てくるピッチャー出てくるピッチャーたいがいが悪い。ホームラン打たれるのも意味のないフォアボールも悪いけどそれよりも観てて思ったのは『集中力のなさ』を感じた」とつづった。

その上で「これって、昨日、一昨日の話だけじゃなくてね、やっぱりね、リリーフ陣が毎日、毎日細切れのようにマウンドに上がることへの影響がここへきて出てきたんじゃないのかな」と〝マシンガン継投〟のシワ寄せと指摘する。

堀内氏は「いつでも投げられるように毎日肩を作る、ってことはそりゃ体力も使うけど体の疲れよりも精神的な疲れの方が大きいと俺は思うよ。先発が長く投げられなくて全員で戦わなければいけないのはわかる」と故障者の多いチーム事情に一定の理解を示しつつも「せめて、外に知らせなくとも中ではしっかり、こういうパターンでは誰が行くっていうのを決めてやらないと、後半戦で踏ん張りがきくのか心配ではあるよね」と救援陣の役割分担とローテ制の必要を訴えた。

厳しい指摘のすべてはチームへの愛情から。

最後は「前半戦を終えて2位。1位阪神とのゲーム差は2ゲーム。選手のみなさん、お疲れさまでした」とねぎらった。

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