北日本は今月末まで高温続く 関東以西は湿った空気の影響受けやすい 気象庁1か月予報

 気象庁は15日(木)、向こう1か月(7/17~8/16)の天候の見通しを発表した。太平洋高気圧が北日本付近で西へ張り出し、北日本は暖かい空気に覆われやすいため、期間の前半は気温がかなり高くなる見込み。東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか多くなりそうだ。

 1週目(7/17~7/23) 北日本は高気圧に覆われやすく、平年に比べて曇りや雨の日が少ない見込み。沖縄・奄美は、湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

 2週目(7/24~7/30) 平年と同様、北日本は曇りや雨の日が多く、その他の地域は晴れの日が多い見込み。ただし、東・西日本の太平洋側は、天気が崩れる日は降水量が多くなる可能性がある。  3~4週目(7/31~8/13) 東・西日本、沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多くなるが、東・西日本の太平洋側は湿った空気の影響を受ける可能性がある。

高温に関する早期天候情報

高温に関する早期天候情報。(出典:気象庁HP)

 北海道は今後2週間程度は暖かい空気に覆われやすく、平年より気温の高い日が多い見込み。特に、21日(水)ごろからの5日間ほどはは、気温がかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理、熱中症対策など健康管理に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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