JR鴨居駅で女性引き倒し、罰金刑確定の小学校教諭免職 横浜市教委

横浜市教育委員会

 横浜市教育委員会は15日、駅で女性を引き倒したとして、暴行罪で罰金30万円の判決を受けた市立本牧小学校(同市中区)の男性教諭(52)を懲戒免職処分にした。

 市教委によると、男性教諭は2019年11月、JR鴨居駅で50代女性に引き倒すなどの暴行を加え、県警に逮捕された。20年11月に横浜地裁で罰金30万円の判決が言い渡され、控訴したが、21年3月に東京高裁で棄却され、刑が確定した。

 男性教諭は、17年にも窃盗と器物損壊の罪で罰金20万円の略式命令を受け、停職3カ月の懲戒処分となっていた。男性教諭はその後、指導改善研修を継続して受けており、学校現場では勤務していなかった。

 市教委東部学校教育事務所の近藤浩人所長は「教職員の不祥事防止に取り組んでいる中、このようなことが起き、極めて遺憾。不祥事防止に全力で取り組む」とコメントした。

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