ヤンキースの陽性者1名はオールスター・ゲーム出場選手との報道

日本時間7月16日に予定されていたレッドソックス対ヤンキースの試合は、ヤンキースに新型コロナウイルスの陽性者が発生したため中止となった。中止の決定はコミッショナー事務局によって行われ、4連戦の残り3試合への影響は未定だという。ヤンキースは今日、ネスター・コルテスとワンディ・ペラルタの両左腕を新型コロナウイルス用の故障者リストに登録しているが、「少なくとも2名の野手が陽性となった」との報道も出ており、さらに陽性者1名がオールスター・ゲームに参加していたことも明らかになっている。

ブライアン・キャッシュマンGMによると、すでに新型コロナウイルス用の故障者リストに登録されている3投手(ジョナサン・ロアイシガ、コルテス、ペラルタ)は陽性であることが明らかになったという。キャッシュマンは「3名が陽性、3名が検査の結果待ち」と話していたが、「ESPN」のマーリー・リベラ記者は「少なくとも2名の野手が陽性」と報じており、これらの情報を合わせると、少なくとも5名の陽性者が発生したことになる。

キャッシュマンはロアイシガ、コルテス、ペラルタの3投手がワクチン接種を済ませていることを明らかにした一方、結果待ちの3名については「全員がワクチン接種を済ませているわけではない」と語った。

また、リベラは「レッドソックスのラファエル・デバースは試合前にインタビューを受けないように要請されていた。ヤンキースの陽性者1名がオールスター・ゲームに参加していたからだ。デバースも検査を受ける予定」と報じている。ヤンキースからオールスター・ゲームに参加していたのはゲリット・コール、アロルディス・チャップマン、アーロン・ジャッジの3名だが、誰が陽性となったかは現時点では不明だ。

オールスター・ゲームに参加していた選手の陽性が報じられたことを受け、「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「今回の件が与える影響はヤンキース内にとどまらず、より多くの選手に広がるかもしれない」と指摘。続報が待たれる。

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