エンゼルス・大谷翔平 本塁打王争いのゲレロと「歴史的偉業を達成」 米メディアが予見

後半戦も活躍が期待される大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

MLBは後半戦に突入するが、見どころの一つがエンゼルスの大谷翔平投手(27)とブルージェイズのウラジミール・ゲレロ(22)のア・リーグ本塁打争いだ。CBSスポーツ電子版は15日(日本時間16日)、「後半戦の大胆予想」と題した特集を組み、その一項目として「大谷とゲレロが50本塁打をクリアするだろう」との見通しを立てた。

大谷はチームが89試合消化して33本を放ち、シーズン60本ペース。一方、球宴でMVPを史上最年少で獲得したゲレロは87試合28本で52本ペース。ただ「2選手が同時に50本以上を記録するシーズンはそれほどない」と同サイトは注釈をつける。

2選手が50本以上を放った直近のシーズンはスタントン57本、ジャッジ52本の2017年で、その前は07年となる。MLBのシーズン最多本塁打数が記録された19年でさえ一人だけ。同サイトは「ゲレロより大谷の方が苦労するかもしれない」と予測し、その理由を挙げた。

「シーズンは長い。若くてパワーのある大谷でさえ、二刀流を続ければ体力的に犠牲を払うことになる。後半戦に休養で打席が少なくなったり、壁にぶつかる可能性もある」と見解。また、マドン監督が後半戦では先発登板する試合で大谷を打席に立たせない方針を示唆していることも言及した。

だが、それでも大谷は50本をクリアすると同サイト。「今年はゲレロが史上最年少で50本を打ち、大谷が真の素晴らしい先発投手として50本を打つ最初の選手になるだろう」とし、両選手がそろって歴史的な偉業を達成すると予見した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社