「謎の言葉」に挑む 国際言語学オリンピック出場へ 宇都宮女子高2年・小川さん

日本大会「金賞」の賞状を手にする小川さん=7月上旬、宇都宮女子高

 数少ないヒントを基に世界中のあらゆる言語の意味や仕組みを解き明かす「国際言語学オリンピック」日本代表8人の1人に、宇都宮女子高2年小川理緒(おがわりお)さん(16)が選ばれた。ラトビアで19日開幕する大会に、オンラインで参加する。出題されるのは、ほとんど知られていない「謎の言葉」。小川さんは「世界にどんな言語があるのか知りたい」と好奇心を膨らませている。

 言語学オリンピックは、中高生を対象にさまざまな分野で開催されている科学オリンピックの一つ。ロシア発祥で、2003年から国際大会が開かれ、日本は12年から出場している。

 初めて見る言語について、いくつかの単語や例文をヒントに作文や訳に挑戦する。語学力よりも、それぞれの言語の法則を見つけ出す力が求められる。

© 株式会社下野新聞社