関東甲信と東北が梅雨明け 東北が東海より先に梅雨明けするのは24年ぶり

 

きょう16日(金)午前7時ごろの江戸川の様子(撮影:ウェザーマップ)

 きょう16日(金)午前、気象庁と仙台管区気象台は、関東甲信と東北南部、東北北部で梅雨明けしたとみられると発表した。  

 平年より関東甲信は3日、東北南部は8日、東北北部は12日早く、昨年と比べるといずれも半月くらい早い夏の訪れとなった。

 

きょう16日(金)午前の仙台市宮城野区の様子(撮影:ウェザーマップ)

 まだ梅雨明けの発表がされていないのは、四国、近畿、東海地方で、東北南部が四国や近畿よりも先に梅雨明けするのは2001年以来、20年ぶり、東海よりも先になるのは1997年以来、24年ぶりのこととなる。

きょう16日(金)午前10時ごろの秋田市内の様子(撮影:ウェザーマップ)

 この先しばらくは関東甲信、東北ともに、にわか雨がある日はあるものの、高気圧に覆われて晴れる日が続く見通し。一段と暑さが厳しくなるため、熱中症には注意が必要だ。

梅雨期間の降水量

16日午前11時ごろの東京都新宿区の様子(撮影:内藤俊太郎)(ウェザーマップ)

■関東甲信の梅雨期間降水量 (6/14~7/15まで)(速報値)    

降水量   平年比

水戸 296.5ミリ   181%

宇都宮 386.5ミリ 174%

前橋 411.5ミリ   210%

熊谷 370.5ミリ   208%

銚子 474.5ミリ   262%

千葉 412.0ミリ   237%

東京 387.0ミリ    201%

横浜 412.0ミリ   189%

甲府 354.0ミリ   233%

長野 213.5ミリ   134%

■東北の梅雨期間降水量 (6/19~7/15まで)(速報値)

16日午前10時30分ごろの福島市内の様子(撮影:寺本卓也)(ウェザーマップ)

降水量   平年比

青森 77.0ミリ     77%

秋田 224.0ミリ    126%

盛岡 116.0ミリ    70%

山形 121.5ミリ 78%

仙台 169.0ミリ 99%

福島 192.0ミリ 117%

全国の週間予報(ウェザーマップ)

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

© 株式会社ウェザーマップ