アメリカのキャンプライター舟津です。近年、カーミットチェアなど布地を使用したディレクターチェアや、ノルディスクやスプリングバーなどのキャンバス地のテントなど、布地を使用したアウトドアギアが流行していますが、そんな布地アイテムを水や汚れから守り、アイテムの劣化を予防してくれる心強い強力防水スプレー「303ファブリックガード」を発見!さっそく使用してみました。
アメリカ、シカゴ生まれの防水スプレー「303ファブリックガード」
アメリカではパティオにソファーやクッションを置くことがあり、そんな野外に置いている布製品を汚れ&水から守るモノとして数々の防水スプレーが販売されています。
そのなかでも、車のメンテナンス商品を展開している、イーグル社のプロテクション&クリーニングを目的とした303シリーズのひとつ「303ファブリックガード」は、日本でも人気があるハイエンドのキャンバステントブランド「カーカムス」も推奨。
航空機用に開発された303シリーズだけあり、過酷な環境下でもキャンバステントやディレクターチェアなどのファブリックアイテムを汚れや水から守る強力防水スプレーです。
我が家が防水スプレーを購入した理由は…実際使用してみると…
筆者がこの防水スプレーの購入を決めた理由は、下記のキャンプ用具に使用したかったためです。
- 市販されているピクニックテーブルクロスに好みのデザインが無く、DIYして作った防水加工の ない布地のテーブルクロスの汚れ防止のため
- アンティークショップで購入したディレクターチェアの布地がくたびれていたので、布を張り替え。ベランダやキャンプで使用できるようにその布部分を防水するため
- 新規に購入したキャンバス地テントのメンテナンス用
303ファブリックガードを早速使ってみると…
ベランダでも使用できるディレクターチェアのお尻部分と背もたれの布地に303ファブリックガードを使用。ちなみに張り替えた布は手芸ショップで購入した普通の布です。
使い方は至って簡単。布が湿るぐらい、たっぷりと303ファブリックガードを吹きかける。
その湿り気がなくなり、約1日おいて布が完全に乾燥すれば防水終了。とっても簡単です!
303ファブリックガード後の布は、防水加工済みの布のように、水をかけてもばっちり弾き、撥水性抜群です。
この防水加工をすることで、悪天候のキャンプだけでなく、泥やビールやワインなどをこぼした時でも弾いてくれ、汚れ防止にもなります。
注意点として、吹きかける布は必ず濡れていない状態で使用すること。また、吹きかける場合は換気の良い野外で必ず行ってください。また、色落ちする場合もあるとのことなので、目立たない場所ではじめテスト散布をしましょう。
キャンプアイテム以外にも、防水効果が薄れたレインウエア、靴、帽子などにも使用可能。
一般向けに販売されている防水スプレーより、水弾きがよく、アメリカではボートやカヤックなど水辺に使用するアイテムにも活用されています。
他にもある!303シリーズの便利なアイテムをご紹介
303シリーズは、防水スプレー以外にもキャンプで役立つスプレーがあります。
■防カビ効果がある「303カビクリーナー&ブロック」
布アイテムはカビが生えることがありますが、そのやっかいなカビを予防するスプレー。雨に打たれることがあるテントやチェアに防水スプレーとともに使いたいアイテム。
■いろいろな素材に使える「303マルチクリーナー」
布だけでなく、レザー、ゴム、プラスチック、金属などさまざまな素材に使える強力クリーナー。
強力防水スプレー「303ファブリックガード」が向いている人・向いていない人は・・・
強力防水スプレー「303ファブリックガード」は、ハイスペックなだけあり、アメリカでも一般的に売られている防水スプレーよりも値段がやや高め。服や靴のみに使用する目的ならば、一般的に販売されている防水スプレーでも水を弾いてくれます。
ただし、ディレクターチェアやキャンバステントなどちょっと高価な布性のキャンプ道具や、ボートやカヤックなど大型のアウトドアアイテムに使用する目的の人には、しっかり撥水性がある303防水スプレーがおすすめ。
容量も一番小さいモノでも16オンス(約473ミリ)。1ガロン(約3.8リットル)の大容量のモノも販売されているため、たっぷり利用する人には、コストパフォーマンスは悪くありません。
▼303ファブリックガードが向いている人
- 高価なキャンプギアを持っている人
- 布製ディレクターズチェアを劣化や汚れから守りたい人
- コットンやTCのようなファブリックを使ったテント・タープを劣化や汚れから守りたい人
- ボート・カヤックを所有されている人
- その他アウトドアアイテムを水・汚れから守りたい人
▼303ファブリックガードが向いていない人
- 服や靴くらいにしか防水スプレーを使わない人
- 一般的な防水スプレーでも問題ないと感じている人
「303ファブリックガード」以外の防水スプレーは…
303ファブリックガード以外の、アウトドア向けの防水スプレーもご紹介していきたいと思います!
アウトドアブランド「ロゴス」の強力防水スプレー
水だけでなく油分もはじくフッ素系の強力防水スプレー。強力な撥水性ですが、通気性に優れているため透湿性素材にも使用可能。値段も手ごろで日本ブランドなので手に入りやすいところも◎。
アウトドアブランド「キャブテンスタッグ」の虫よけ効果もある防水スプレー
虫が嫌がる天然成分ヒバ・ヒノキを配合したフッ素系の防水スプレー。テントやアウトドアウエアに使用すれば、防水だけでなく、虫よけ効果も期待できる夏に嬉しい商品。
カーボンテクノロジーを使用した革新的なコロニルの「カーボンプロ」
布だけではなく、革やスウェード素材にも使用可能。しかも、編目状の保護膜を構成するので、シワなど防水効果が出にくい部分にも有効な防水スプレーです。
速攻効果を期待する人にはスコッチガードの「防水スプレー即効性」
フッ素系の防水スプレーの場合、乾燥させないと効果がでないため、スプレーをしてもすぐ使用できません。その点、シリコン系のこの商品は、スプレーをした後でもすぐさま防水効果を発揮。急な雨などにも対応できます。
UVカット効果があるスコッチガードの「防水スプレーUVカット」
太陽光の紫外線B波は色あせのもとになりますが、それも防いでくれるUVカット効果付きの防水スプレー。テントやタープなど強い日光にさらすことが多いアウトドア用品向け。
ゲリラ豪雨など突発的な天候にも対応!防水スプレーで大切なキャンプギアを泥や雨から守ろう!
突発的な天気の変動が多い季節になります。汚れたり濡れてしまったキャンプギアのアフターケアは結構大変です。事前に防水スプレーをしておけば、キャンプギアの汚れも最小限に防げ、日々の手入れもしやすくなります。
防水スプレーは先行投資!事前に準備をしておけば、キャンプギアを長持ちさせることにも繋がります。ぜひ、皆さんも防水スプレーで愛用ギアを水や汚れから守って、末長くキャンプを楽しんでいただければと思います。