【レビュー】コンパクトな優秀テント FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』

こんにちは!キャンプがニガテなファミリーキャンパー、えいみーです。
2020年に筆者が購入したFIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』は、コンパクトながらも家族3人がストレスなく寝泊りでき、設営・撤収がカンタン!今では我が家の春~秋のメインテントとなっています。本日はコスパ◎の優秀なコンパクトテント、FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』をご紹介していきます!

コスパ◎!優秀コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』とは

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は、初めてのテントにもおすすめな低価格帯のテント。春~秋のスリーシーズン、使い方によっては冬でも活躍してくれる優秀なスペックのコンパクトテントです。それでは、詳しく見ていきましょう!

コンパクトなのに中は広々!FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』のスペック

FIELDOORフィールドキャンプドーム200のスペック

  • サイズ:<本体サイズ> 約325cm×205cm×135cm
    <インナーサイズ> 約200cm×200cm×125cm
  • 重量: 約3kg
  • 材質: <フライシート>ポリエステル<インナーテント> ポリエステル
    <グラウンド> ポリエチレン <ポール> 超々ジュラルミン (A7075系)
  • 耐水圧:1,500mm以上
  • 付属品:テント本体×1 / フライシート×1 / アルミテントポール×2 /
    ペグ×14 / ロープ×4 / 専用キャリーバッグ×1 / 取扱説明書(日本語)

購入時の注意点として、FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』には、グランドシートは含まれません。また、耐水圧1,500mm以上とありますが、インナーテントの底の部分が雨で浸水したり、穴が開いたりなどのリスクを避けるために別売りのグランドシートの購入をおすすめします。

筆者撮影

収納時のサイズは18cm×60cmほど。500mlのペットボトルを並べてみると写真のような感じです。徒歩キャンプ時に持って行きましたが、42Lのザックにおさまりました!

コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の組み立て方・たたみ方

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は、設営と撤収が楽なところも魅力です。では、とってもカンタンなFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の組み立て方・たたみ方をご紹介していきます。

筆者撮影

『フィールドキャンプドーム200』は、今までテントを一人で組み立てたことがなかった筆者が、説明書も見ずに1人で組み立てられたテントです。サンシェードのような感覚でカンタンに組み立てることが出来ました!

テント本体を広げると、対角線上に赤いストラップについたフックが見えます。この斜めの対角線にある4隅に、伸ばしたポールの端っこを差し込みます。

筆者撮影

黄色で記した箇所がポールの端っこを入れ込んであるところです。赤〇で示したフックをそれぞれポールにはめれば自立してくれます!

このような形状のテントを「ドーム型テント」と称しますが、そのドーム型テントの中でも組み立て方が「吊り下げ方式」というものと「スリーブ方式」というものがあります。前回記事でご紹介したコールマンのサンシェードは「スリーブ方式」でしたが、今回の『フィールドキャンプドーム200』は「吊り下げ方式」です。

スリーブ方式のテント、コールマン『スクリーンシェード』のレビュー記事はこちら!

筆者撮影

こんな感じでテント本体にフックがついていて、ポールをフックにはめこんで設営します。2本のポールはてっぺんで交差します。

「スリーブ方式」のテントの設営の場合、長いポールをスリーブに通す作業をする際に、比較的広いスペースが必要になります。

しかし「吊り下げ方式」のテントの設営の場合、その場でテントの両端にポールを固定出来て、設営にあまり広いスペースを必要としません。ポールを固定した後も、湾曲したポールをフックにひっかける作業がその場で出来ます。

周りに長いポールをぶつける心配がありません。サイトが小さくても楽に設営ができるのもうれしいポイントですね。

筆者撮影

テント本体が組み立てられたら、「FIELDOOR」のデザインロゴが入っている方が前後になるようフライシートをかぶせて、あとはペグダウンすればOK!両端のベンチレーションの立ち上げもお忘れなく。

筆者撮影

たたみ方は、組み立て方の逆をたどればOKです。気を付けるべきポイントとしては「ベンチレーションが折れないようにすること」でしょうか。変なところで折り返してしまうと、大切なベンチレーションが使えなくなってしまいます。

筆者撮影

収納袋より少し小さめサイズに畳んでいくと、最後に収納袋にきれいに入りやすいです♪

コスパ◎のコンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』に新モデルが登場!

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム』と同シリーズで、さらに前室が広くなったタイプのFIELDOORフィールドキャンプドーム200プラスが先日発売されました!

スペックを比較してみると、フィールドキャンプドーム200プラス』は、フライシートのサイズが前室の分だけ大きくなっています。また、前室用のポールが増えた分、重量が少し増しているようですね。『フィールドキャンプドーム200』との違いとしては上記2点のみで、インナーテントは『フィールドキャンプドーム200』と同じサイズでした。

重量を気にしなくて済むオートキャンプやバイクでのキャンプを楽しむのであれば、前室が広いタイプのFIELDOORフィールドキャンプドーム200プラス』の方が、居住空間の居心地が良さそうですね!

コンパクトな優秀テントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』をレビュー

では、コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の特徴について詳しくレビューしていきます!

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の特徴【1】設営・撤収が早くてカンタンなテント

筆者撮影

大きなテントは居住性が高く快適に過ごせますが、設営・撤収はなかなか骨が折れますよね。区画サイトなどによっては、隣との距離がかなり近いサイトもあったりして、長いポールを出しての設営・撤収には気を遣う場面もあるかと思います。

その点、前述の通りFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の組み立てはとってもカンタン。時間にしてペグダウンを入れても1人で15分ほどでしょうか。たたむ時もきちっと収納袋に入れなくてもOKなら、ホントあっという間なんです!

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の特徴【2】コスパ◎なのに機能的な実力派テント

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』はコスパが良いわりに、機能面がたいへん充実しています。どの辺りが機能的で実力派テントなのか?ディテールを見ていきましょう。

筆者撮影

両側面にはベンチレーションがついているので、空気を循環させてくれテント内の温度を快適に保ってくれます♪

筆者撮影

テント本体の2か所の出入口は、大きく開き、メッシュで虫も入りづらいです。前後でドアを解放すれば風通しも良く、涼しいです♪

前面ドアをロールアップでき、ポールを使えばキャノピーを作ることも可能です!

筆者撮影

内部のサイズは約200cm×200cm×125cmです。3人家族(大人2名×子供1名)の我が家では、寝袋を敷いて少し枕元に小物が置けるぐらいのサイズ感です。ソロやデュオなら、荷物まですべて入ってしまう快適空間ですね♪

実は『フィールドキャンプドーム200』の商品紹介ページでは、大人が4人寝ている写真が出ています。しかし、大人4人では少し無理があるかと。。。(笑)

筆者撮影

天井にはフックがあり、2か所ファスナーがついています。フックはランタンを吊り下げるのに便利ファスナーは暑い時に開ければ、テント内の温度を調整できます。こういう細かい工夫が、快適性に繋がっているのだと思います。

筆者撮影

ちょっとしたメッシュポケットも、スマホやメガネなど小物を入れるのに便利。

筆者撮影

出入りの時に開いたドアは、横についている三角メッシュに入れられるのでブラブラしないです。この辺りも細かいですが、地味に便利でよく考えられています。

筆者撮影

そして、筆者がいちばん気に入っているのが『フィールドキャンプドーム200』の前室の広さです!この価格帯のコンパクトサイズのテントで、家族3人分の靴がおけるぐらい広い前室というのはなかなか見かけないです。タープがなくても、雨や夜露で靴を濡らす心配が減るのはうれしいですね。

筆者撮影

コンパクトながらも細部にいろいろな配慮が施されているFIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』は、なんと定価で1万円以下!1万円以下でこれだけ快適に過ごせるのは、本当に優秀だと思います!

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』の特徴【3】雨風に耐え得る優秀なテント

筆者撮影

1年中キャンプをしていると、悪天候に見舞われることもしばしば。キャンプでいちばん怖いのは、やはり風です

大きなテントは布面積も広いので、どうしても風をまともに受けてしまいがち。しかし、コンパクトなドームテントである『フィールドキャンプドーム200』は、その形状からも風を受け流し、一度設営してしまえばどっしりと強風に耐えてくれるテントです!

筆者撮影

また、昨年行ったキャンプで、強風と共に大雨が一晩中降り続き、朝になったらキャンプ場内を流れる川が濁流になっていた、という事がありました。その時も『フィールドキャンプドーム200』は、浸水することなく無事に翌朝を迎えることができました

お天気だけは予想がつかないことも多いので、「さまざまな天候に対応可能である」という点はテント選びで重視したいポイントですね。

コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』をおすすめする人

ここからは、コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』を1年間ファミリーキャンプで運用してきた筆者の実体験から、『フィールドキャンプドーム200』をおすすめする人物像について考察していきます!

『フィールドキャンプドーム200』がおすすめな人【1】ソロ・デュオなどの少人数キャンパー

筆者撮影

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は設営や撤収もカンタンで、女性のソロキャンプや夫婦のデュオキャンプなどにおすすめ!個人的にはまるっと可愛らしく、クラゲのような見た目がかなり気に入っています(笑)

筆者撮影

また、中が想像以上に広いので、1人や2人の少人数であれば、雨の時でもテント内で食事をしたり、ゴロゴロしたりできます。ソロやデュオであれば、かなり広々、快適に過ごせるテントだと思います!

『フィールドキャンプドーム200』がおすすめな人【2】機能面とコスパ面でテント選びをしたい人

筆者撮影

今は2,000~3,000円ぐらいで買える、低価格帯のテントもあります。しかし、あらゆる天候を想定しなければいけないアウトドアでの使用を考えると、やはりスペックにはそれなりにこだわりたいですよね。

前述の通り、FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は機能的で実力派のテント。それでいて1万円以下という低価格で、コスパ最強です!

機能面・コスパ面の両方を充実させたい方には、ぜひFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』を、テント選びの選択肢の1つに入れて頂きたいです!

『フィールドキャンプドーム200』がおすすめな人【3】通年使い倒せるテントを探している人

FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は「使い方によっては、冬でも便利に使うことが出来るテント」です。

筆者撮影

どういうことかというと、FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』は大きなテントやシェルターのインナーテントとして使うことにより、カンガルースタイルのテントを実現できます。インナーテントを小さくすることで、テント内空間を広く見せてくれる効果も。

また、大きなシェルター内でも小さなインナーテントで寝れば温かい空気を逃さず眠れるという利点もあります!

どうせ買うなら1年中使って、使い倒したい!」という方にも、FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』はおすすめです!

『フィールドキャンプドーム200』がおすすめな人【4】テントの設営・撤収にうんざりしている人

筆者撮影

大きなテントは快適ですが、ついテント内にモノを展開し過ぎてしまい、撤収が大変になりがち。チェックアウトがタイトだったりすると、前日の夜から片付け半分しながら過ごすのですが、前夜から片付けのことを考えて過ごすのは、どうにも落ち着きませんよね(笑)

「せっかくキャンプにのんびりしに来たのに、なんか忙しくてイヤだなぁ。。。」

そんな方は、ぜひ一度FIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』のような小さなテントを使ってみてください!一度この素早い設営・撤収スタイルを知ってしまうと、大型テントに戻れなくなってしまうほど楽ちんです(笑)

連泊やグルキャンの時は大型テントで。家族だけの1泊キャンプならFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』のような小型テント+タープで。というように、大小サイズのテントをじょうずに併用して使い分けが出来ると、より快適なキャンプが楽しめるかもしれませんね!

コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』をおすすめしない人

ここまで超絶おすすめしてきたFIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』ですが、もちろんすべての方におすすめというわけではありません。ここからは、筆者が考える『フィールドキャンプドーム200』をおすすめしない人物像について考察していきます!

『フィールドキャンプドーム200』をおすすめしない人【1】どんな天候でも快適に楽しみたい人

筆者撮影

FIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』で、激しい雨風の中でもキャンプを楽しめるか?というと答えはNOと言わざるを得ません。。。

FIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』は、激しい雨風に対応可能なテントではありますが、それを楽しめるほどの広い空間はないのが残念なポイント。

悪天候の時には、たとえタープを張っていたとしても、風で雨が吹き込んで濡れてしまいます。落ち着かないのでテントに入って寝るしかない、というのが現実ですので、どんな天候でもキャンプを快適に楽しみたい人にはおすすめしません。

筆者撮影

FIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』で快適にキャンプをするには、やはりタープを張るのが必須だと考えます。

『フィールドキャンプドーム200』に限らず、小さなテントの場合、テントはあくまでも寝る場所という位置づけにあるかと思います。食べたり、くつろいだり、お話したり、というキャンプ中に過ごす場所としては、日除け、風除け、雨除けにもなるタープ併用が快適空間を作るカギになるかと。

「雨風や日光を避けて快適に過ごしたいけど、タープは面倒だから張りたくないんだよね~」という方には『フィールドキャンプドーム200』はおすすめしません。

『フィールドキャンプドーム200』をおすすめしない人【3】アフターサービスを重視する人

筆者撮影

我が家は2020年春にFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』を購入しました。その際、写真の吊り下げ部分のフックが、当時Amazonに掲載されていた写真とは異なっていました。Amazonの写真ではフックが互い違いの方向を向いていたにも関わらず、届いたものはフックが同じ方向を向いていたのです。

筆者撮影

キャンプ歴30年以上の夫いわく、Amazonの掲載写真のようにフックの向きを互い違いにした方が強度が出せるのでは、ということで販売業者に不良品なのか確認の問い合わせをしてみました。

すると「不良品なので直ちに正しいものを送付します」との回答が。ほっとしたのもつかのま、再度全く同じものが送付されてきました(笑) 格安テントですし、過酷な登山などで使用するわけでもないですし、通常使用には問題ないと判断し、我が家はそれ以上の問い合わせはしませんでした。

「しっかり検品された商品でアフターサービスもしっかりして欲しい」という方には、『フィールドキャンプドーム200』はおすすめ出来ないかなと思います。

コスパ◎の優秀コンパクトテントFIELDOOR『フィールドキャンプドーム200』のレビューまとめ

筆者撮影

我が家はFIELDOORの『フィールドキャンプドーム200』ですでに10泊以上してきました。激しい風・雷・雨などの悪天にも見舞われてきましたが、過酷な状況下にも耐え、家族を守ってくれている優秀なテントです!

初めてのお手軽テントにも、本格的なキャンプにも。公園遊びやおうちキャンプにも。2つ目以降のコンパクトテントにも、いろいろな用途において非常におすすめのコスパ◎な実力派テントです!

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