きょうは東日本や北日本を中心に晴れて、気温が上がっている。

　全国的に厳しい暑さで、北海道では今年はじめて35℃以上の猛暑日になった所がある。

　厳しい暑さは土日も続く見込みで、熱中症に警戒が必要だ。

　また、天気は東日本や北日本では土日も晴れる所が多いが、九州南部や四国では雨が続き、大雨になるおそれがある。

北海道で35℃超え　東・北日本で平年を上回る暑さ

　午後4時現在、全国で一番気温が上がっているのは境野（北海道）で35.3℃。北海道で今年はじめての猛暑日となった。

　そのほか、勝沼（山梨）で35.0℃、新津（新潟）と梁川（福島）で34.9℃、福島、山形、鳩谷（埼玉）で34.7℃など、東日本や北日本で平年を上回る気温を観測。

　きょうは関東甲信と東北で梅雨明けの発表があったが、梅雨明け早々、厳しい暑さとなった。

土日も暑さ厳しく

　厳しい暑さは土日にかけても続く。

　あす17日（土）も北日本や関東の内陸部、甲信で特に気温が上がる予想で、35℃以上の猛暑日になる所がありそうだ。

　そのほかも、この土日は全国的に30℃を超える見込みで、熱中症に警戒が必要となる。

　こまめに水分補給をするのはもちろん、暑い時間帯の外出は控え、室内では適切に冷房を使うなど、暑さへの対策が必要だ。

西日本の太平洋側は長引く雨　土砂災害などに警戒

　天気は東日本や北日本は高気圧に覆われるため、土日とも晴れる所が多くなりそうだ。

　ただ、西日本は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、不安定な天気が続く。

　特に九州南部や四国には断続的に雨雲がかかり、雨の時間が長くなる見込み。

　雷を伴って激しく降る所もあり、大雨になるおそれがある。

　すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいる所があり、引き続き、土砂災害などに警戒が必要だ。

（気象予報士・多胡安那）