【オールスター】全セ・原監督が球宴でも〝奇策〟披露

全セ・原監督(左)は球宴でも勝利への執念を見せた

全セを率いた巨人・原辰徳監督がオールスターでも奇策を披露した。

4―4の同点で迎えた全セの9回表の攻撃でのこと。ウィーラー(巨人)、菊池涼(広島)で無死一、二塁としたところで、打席に入ったのは途中から出場していた中村(ヤクルト)だった。

その中村は苦笑いしながら最初から送りバントの構え。きっちり走者を二、三塁に進めることに成功したが、オールスターでは非常に珍しいシーン。これも「パ・リーグには負けられない」という原監督の勝利にかけるあらわれだったのか。全セはその後、押し出しで勝ち越しに成功した。

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