SKE五十嵐早香&澤田奏音が長編アニメ「竜とそばかすの姫」に大感動

「竜とそばかすの姫」に感動した澤田奏音(左)と五十嵐早香

細田守監督の最新作「竜とそばかすの姫」が16日に全国公開された。名古屋で行われた試写会で一足先にこの映画を鑑賞したSKE48の五十嵐早香(19)と澤田奏音(17)はこの夏、話題の長編アニメ映画に大感動。映画を見終わった直後、興奮さめやらぬ2人は作品の魅力を熱く語った。

五十嵐 映画の世界にめちゃめちゃ入り込んでしまって本当に面白かったです。バーチャルの世界と現実の世界で同時にいろいろなことが起こる感じが、今の時代や私たちが生きている世界と重ね合わさったりして感情がすごく動かされました。

澤田 すごく素敵な映画でした。私は主人公のすずちゃんと同じ17歳なんですけど、その覚悟や伝えたい思い、勇気などがすごく伝わってきて感動して泣いてしまいました。後半は涙が止まらなかったです。

五十嵐 この作品では歌が大きな役割を果たしていましたが、見終わった後「ああ、私も歌いたいな」って珍しく思いましたね。私はどちらかというと歌うことが苦手で自信もないんですけど、歌ってもいいんじゃないかって勇気をもらいました。

澤田 私は歌うことが好きで、将来の夢がシンガーソングライターになることなんです。音楽制作もやってみたいなと思っていて実際に曲を作ったりしていたので、すずちゃんの本当に音楽が好きなんだなというところにはすごく共感しました。自分も歌によって人に感動を与えられる人になりたいなって思いました。

五十嵐 中学、高校の6年間を私はフィリピンで過ごしたのですが、細田監督の作品はフィリピンでも大人気だったんです。「バケモノの子」(2015年)も現地で上映されていたのを見に行きました。「サマーウォーズ」は夏になるたびに見返してます。「おおかみこどもの雨と雪」「未来のミライ」も大好きで、現実にあるかもしれない、本当に起きるんじゃないかと思わされる作品ばかりなのでのめり込んでしまいますね

澤田 私も細田監督の作品はほとんど見ていますが家族の愛がテーマになっているお話が多いので入り込みやすいですし、楽しめるなって思います。

五十嵐 この作品でもバーチャル空間の壮大なシーンからすっと日常のシーンに戻る。そこが丁寧にリアルに描かれているところも魅力だなって思いました。

澤田 登場人物も1人1人に個性があってみんなが助け合う感じがすごく素敵でした。主人公のすずちゃんも「こんな子いそうだな」というキャラクターですっと入ってくるし。

五十嵐 すずちゃんの親友のヒロちゃんがちょっと毒舌だったりしてすごく魅力的なキャラクターだったんですが、声を担当されていた幾田りらさんがYOASOBIのボーカルの方だと知ってビックリしました。後でパンフレットを見て「えっ、そうなんだ!」って。

澤田 ヒロちゃんはストーリーが展開していくうえでも重要なキャラクターだと思うんですけど、私も声がYOASOBIのikuraさんとは全く気づかなくて。本当にヒロちゃんていうか高校生の女の子でキャラクターにぴったりの声で私もパンフレットを見て驚きました。

五十嵐 みなさん自然に演じられていて、キャラクターに声質が合っていてすごいですよね。すずちゃんのお父さん役をされていた役所広司さんも本当に素朴な普通のお父さんという感じがして、役所さんがお父さん役をされていたんだと後で知って驚きました。

澤田 すずちゃんの幼なじみのしのぶくんの声を成田凌さんがされていましたが、私は成田さんといえばドラマ「コードブルー」や「逃げるは恥だが役に立つ」のイメージが強かったんです。でも今回の役は全く違っていて本当に役者さんはすごいなって思いましたね。

五十嵐 また映画館に見に行きたいです。映画を見終わった後に誰かと「あそこはこうだったよね」「あの場面はすごかったよね」って話したくなるすごく楽しい作品でした。

澤田 本当に誰かにお勧めしたくなる映画でした。家族にも見てほしいなって思いました。

五十嵐&澤田 他のメンバーも誘ってまた見に行こうね!

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