【東京五輪】組織委が過去のいじめ告白が発覚した小山田圭吾の続投に理解求める

小山田圭吾(2013年)

東京五輪・パラリンピック組織委員会が、過去に雑誌のインタビューで学生時代のいじめについて告白していた、東京五輪の開会式で楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏(52)の続投を支持した。

小山田氏は1994年1月発行の「ロッキング・オン・ジャパン」と95年8月発行の「クイック・ジャパン」で、同級生を箱に閉じ込めたり、障害のある生徒をからかったりしたことを悪びれもせず語っており、しかも組織委がそれを把握せず、楽曲制作を依頼していたことから、辞任を求める世論が高まっていた。

しかし17日に都内のメインプレスセンターで会見を行った組織委の武藤敏郎事務総長は辞任を否定。「小山田さんが謝罪をしたのも私どもも十分に理解し、本人も反省している。当初(いじめ告白を)知らなかったのは事実だが、このタイミングでもあるので引き続き支え、貢献してもらいたい」と理解を求めた。

小山田氏は17日に謝罪文を発表。「過去の言動に対して、自分自身でも長らく嫌悪感を抱いていたにもかかわらず、これまで自らの言葉で経緯の説明や謝罪をしてこなかったことにつきましても、とても愚かな自己保身であったと思います。学生当時、私が傷付けてしまったご本人に対しましては、直接謝罪をしたいと思っております」などとコメントしていたが、これですんなり続投でいいのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社