【球宴第2戦】全セ・原監督が球宴で異例のリクエスト 場内騒然も判定覆る

全セ・原監督のリクエストで流れが変わった

「マイナビオールスターゲーム2021」第2戦(17日、楽天生命)で、全セを率いる巨人・原辰徳監督(62)が球宴では異例のリクエストを成功させた。

7回、2点リードの全パの攻撃。無死一、三塁のピンチでソフトバンク・栗原の二ゴロで三走・松田が三本間に挟まれた。捕手・梅野が追い込み三塁手前でタッチアウトも、一走・杉本が一気に三塁へ。梅野がタッチも判定はセーフとなった。

ここで原監督がすかさずリクエストを要求。前夜には同点の9回無死一、二塁でヤクルト・中村が犠打を決め勝利につながった。連夜の〝真剣勝負〟に仙台のファンは大盛り上がりだった。

リプレー検証の結果、杉本はアウトに。リクエストを成功させた全セは8回に反撃に転じた。無死一塁から、代打の巨人・坂本が左翼線二塁打を放ち1点を返すと、阪神・マルテに同点適時打が飛び出した。

さらに二死二、三塁から三走・大島がまさかのホームスチール。打者・鈴木が二ゴロに倒れ、勝ち越しはならなかったが、奇策のオンパレードとなった。

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