【新日本】ザック&タイチ「また俺らに戻るよ」 内藤組からのタッグ王座奪回に自信

にらみ合う(左から)挑戦者組のタイチ、ザックと王者組の内藤、SANADA

新日本プロレス17日の東京・後楽園ホール大会で、前IWGPタッグ王者のザック・セイバーJr.(33)、タイチ(41)組が返り咲きに弾みをつけた。

ザックとタイチは25日の東京ドーム大会で内藤哲也、SANADA組のベルトに挑戦する。11日の真駒内大会で王座を奪われてからのダイレクトリマッチとなるだけに、負けられない戦いだ。

この日はザック、タイチ組は鈴木みのるを、王者組はBUSHIを加えて6人タッグ戦で激突した。試合は互いの先を読みあい、目まぐるしく攻防が入れ替わる一戦となるが、終盤になって孤立したBUSHIをザックとタイチで攻め込むことに成功。最後は合体技「ザック・メフィスト」でリングに叩きつけて3カウントを奪った。

試合後、ザックは「(11日の)日曜日は最悪な日だったけど、なんとか立て直した。俺たちがタッグのベルトを落とした上にユーロ2020で(母国の)イングランドが優勝を逃した。全然トランキーロな気分ではないけど、今はもう落ち着いている。お前たちがベルトを巻いていられる時間もあと1週間だ。それまで思う存分楽しんでおいてくれよ」。

タイチも22、23日の大阪大会でシングルによる前哨戦が組まれていることに触れ「その前にシングルマッチ、楽しませてもらうよ。その状態で、タッグ。(ベルトは)また元に、俺らに戻るよ。そうなるんだ。たまたまだ、あれは」と力を込めた。

果たして逆襲はなるか。

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