【GMO&サマンサC】五輪代表・稲見萌寧が復調4位 本大会で見たい種目は「平野歩さんのスケボー」

稲見萌寧

国内女子ゴルフ「GMO&サマンサカップ」最終日(18日、茨城・イーグルポイントGC=パー72)は、若林舞衣子(ヨネックス)が通算15アンダーで並んだ野沢真央(愛知製鋼)とのプレーオフを制し、出産後初勝利をマーク。東京五輪代表の稲見萌寧(21=都築電気)は69のラウンドで通算12アンダーの4位と調子を上げてきた。

2週前まで2戦連続予選落ちと状態が不安視されていた稲見は、上位進出に「トップ5とトップ5を外すのでは結構差があるなというのもありますし、今日自体も70と69では全然違うので、最後(バーディー)で良かったなと。昨日の方がショットとかは良かったんですけど」と振り返った。

これまでショットを中心に課題克服を目指してきたが「取り組んできたことが間違いじゃないことが、コーチと一緒に実感できたので、調子が戻るために気づけて良かったなっていうのが一番大きいかな。また(不調に)ならないように、あとはアプローチパターを練習してって感じですね」と復調への手応えをつかんだという。

24日から五輪会場となる埼玉・霞ヶ関GCで練習ラウンドを行う。稲見は「コースの下見って感じですね。グリーンとか、そのスピード感とか、ラフの状態を軽く見て…」と話した一方、見たい五輪種目については「スポーツ番組ってほとんど見ないんですけど、唯一見るのが冬のオリンピックの(スノーボードの)ハーフパイプなんです。ものすごくかっこいいって感じで、見ていて平野歩夢さん(木下グループ)が夏のオリンピックでスケボーの方に出るので、ちょっと興味あるなって」と語った。

22歳の誕生日を迎える29日は五輪前最後のツアーとなる「楽天スーパーレディース」(兵庫・東急グランドオークGC)の初日。「初日が誕生日なので、結果で恩返しできるように練習して頑張りたい」とし、8月4日の五輪1次ラウンドへ弾みの付く上位進出を誓った。

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