豊田真由子氏 バッハ会長〝リスクはゼロ〟発言に「まさに詭弁」

豊田真由子氏

元衆院議員の豊田真由子氏が18日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長の発言に苦言を呈した。

まず豊田氏は東京五輪の無観客開催に「感染状況を精緻に分析すると、ほんとにこれは必要なんですか?という話だと思う」と懐疑的。一方で「今まで政策として緊急事態宣言を繰り返してきて、老若男女みんな我慢しているわけじゃないですか。その中で国民に対して説得というか納得、不平等感をきちんと説明するという意味においてはこの選択肢しかなかったではないか」と分析した。

続けて「あと今バッハさんがいらしてて、菅総理とか小池都知事と面会した時に『オリンピックをやることで日本にリスクが持ち込まれることはゼロです』とおっしゃってて。9万人の方が海外から来るのに、選手や関係者に実際何人も陽性の方がでてるのに、それを『ゼロ』はまさに詭弁なので」とピシャリ。

その上で「国民が欲しいのは〓やまやかしの安全・安心ではなくて、『リスクは一定程度あるかもしれません』と。『だけど最大限国民を守る努力を政府もします』という、リアリスティックな安心感が欲しいので、そういう意味でもこの方策(無観客)をとるのは大事な手段なんじゃないか」と述べた。

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