【函館記念】1番人気9着のカフェファラオ 大谷ばりの“二刀流”ならずも「芝や距離は大丈夫」

1番人気に支持されたカフェファラオは9着に敗れた

18日、函館競馬場で行われたサマー2000シリーズ第2戦(9・5新潟記念まで全5戦)のGⅢ函館記念(芝2000メートル)は、2番人気トーセンスーリヤ(牡6・小野)が、4角で抜群の手応えから先頭に立つと後続に3馬身差をつけ完勝。一方で1番人気に支持されたカフェファラオ(牡4・堀)は9着に敗れた。

ダートGⅠ馬として芝重賞に挑んだカフェファラオ。メジャーの大谷ばりの“二刀流”を期待したファンからは1番人気に支持されたものの9着に敗れた。

最内枠からスタートも無難に決め、中団内めを追走。道中のリズムや勝負どころの手応えも悪くなさそうに映ったが…。直線はビュンと反応するシーンは見られなかった。

ただ、ルメールは「芝や距離は大丈夫だった」と初の芝2000メートルという条件に敗因は求めなかった。「1番枠ということもあって、狭くなるのを馬が気にしていたのが大きかった。極端な枠じゃなければもう少しいい競馬ができたはず」と力負けではないことを強調。

フルに能力を発揮したものではなく、鞍上の感触では“芝・距離はOK”。ここの結果次第では札幌記念参戦のプランもあったが、この日の結果を受けて陣営がどの路線を選択するか…その動向に注目だ。

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