【テキサス州フォートワース18日(日本時間19日】WWEのPPV大会「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)」でWWEの〝キング〟こと中邑真輔(41)が、大観衆の前で存在感を見せつけた。
「MITBブリーフケース、この手でつかんでみせるぜ」と意気込んで臨んだ8選手参加の男子MITBラダー戦には、代名詞の王冠をかぶって登場。白のコスチュームで独特のダンスを披露するキングを、観衆は大合唱で迎えた。
試合ではスピンキックやリバースパワースラムでケビン・オーエンズを投げ飛ばすと、ラダー上ではジョン・モリソンにアームバーを決めて躍動する。
続けて中邑とモリソンが打撃の攻防を展開するも、ドリュー・マッキンタイアがダブルのクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)を2人に放ってリングを占拠する。するとここで因縁のジンダー・マハルらに襲撃されてマッキンタイアは連れ去られてしまった。
終盤の攻防では中邑がセス・ロリンズを蹴散らしてブリーフケースを狙ったが、モリソンの水鉄砲で妨害されるや直後にオーエンズのスタナーを食らって撃沈。最後はビッグEがラダー上からの豪快なビッグエンディング(変型カッター)でロリンズを沈め、ブリーフケースを手にした。
結果は残せなかったが、存在感はピカイチだった中邑。ファンからは圧倒的な支持を受けており、今後もキングの動向に注目が集まりそうだ。