【新型コロナ】神奈川・藤沢の片瀬西浜・鵠沼海水浴場 酒類提供を終日停止へ

 新型コロナウイルスの急拡大を受け、神奈川県が22日から「まん延防止等重点措置」の対象区域を清川村を除く全市町に拡大させることを巡り、藤沢市の江の島海水浴場協同組合は19日、臨時理事会を開き、酒類提供の終日停止要請に応じることを決めた。順守しない海の家に対しては、営業禁止も含め厳格に対処する方針だ。

 同組合が2年ぶりに開設した片瀬西浜・鵠沼海水浴場では、3日から海の家約30店舗が営業している。海水浴場開設に当たり、海の家事業者や藤沢市、県などで構成する協議会は、感染防止の観点から、海の家以外での飲酒の禁止や大音響でのBGMの禁止などの独自ルールを策定し、運用している。

 県が感染対策を強化することについて、同組合の森井裕幸理事長は「現在の感染状況を踏まえればやむを得ない。(酒類提供停止などで)海の家の経営は厳しくなるが、ウィズコロナ、ニューノーマルな海水浴場を実践し、来夏以降につなげたい」と話した。

© 株式会社神奈川新聞社