任期満了に伴う横浜市長選を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は19日の定例会見で対応を問われ、「今回はどこにも行かない」と述べ、特定の候補を応援しない考えを明らかにした。
現職のほか、大臣経験者や知事経験者らが相次いで出馬を表明する展開に「大変そうそうたるメンバーがずらっと並ぶ選挙になった」と述べた。特定候補を応援しない理由については「横浜市民の皆さんがどういう判断をされるかを、まずは見極めたい」と強調。
前回市長選では現職の林文子氏の応援に駆け付けたほか、今年4月の神奈川新聞社のインタビューには「(林氏が)出馬されて当選されたら、私にとっては非常にうれしいことだ」と語っていた。
知事はまた、23日に開幕する東京五輪について、「(県内で開催される)セーリング競技と野球の会場に(新型コロナの)感染対策などの確認のため視察に行くが、競技を見ることはない」と話した。開会式への出席予定もないという。