任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、22日投開票)を巡り、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授・山中竹春氏(48)の全面支援を明かした藤木幸夫氏=横浜港ハーバーリゾート協会会長=へ先週、菅義偉首相(衆院2区)が直接電話をしていたことが明らかになった。
自民党総裁でもある首相やその周辺は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)に反対し、「ハマのドン」と評される藤木氏の野党への肩入れやその度合いに神経をとがらせているという。市長選後の解散総選挙をにらむ動きが早くも浮上した格好だ。
同協会はカジノなしの山下ふ頭再開発を提唱しており、山中氏も出馬会見時に「IR誘致は断固反対」と決意を表明。17日に発足した山中氏の合同選対会議では、藤木氏が名誉議長に就任するとともに、協会挙げての支援を約束した。