台風6号は発達しながら沖縄の南を西よりに進み、23日(金)にかけて強い勢力となって沖縄地方に接近する見込み。
沖縄地方では暴風に厳重に警戒し、沖縄地方と奄美地方では高波に警戒が必要だ。
また、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水にも注意・警戒が必要となる。
台風6号は20日3時には南大東島の南約180キロにあって、ほとんど停滞している。
中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。
台風は今後発達しながら沖縄の南を西よりに進み、23日にかけて強い勢力となって沖縄地方に接近する見込み。
<暴風・高波>
台風6号の影響や台風と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなっており、大東島地方では非常に強い風が吹いて、大しけとなっている。
22日にかけて沖縄地方では猛烈な風が吹いて大荒れとなり、奄美地方では非常に強い風が吹いて荒れた天気となる所がある見通し。
また沖縄地方や奄美地方の海上ではうねりを伴った大しけとなりそうだ。
暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。
先島諸島では、一部の住家が損壊するおそれがあり、風が強まる前に頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重に警戒して欲しい。
また、台風の進路等によっては、その後23日頃にかけて暴風や大しけとなるおそれがある。
<大雨・雷・突風>
沖縄地方と奄美地方では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨が降って大雨となる所がある。
なお、台風の進路等によっては、23日頃にかけて警報級の大雨となるおそれがある。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。