マゼピン「週末全体はポジティブ。最終的にクルマのバランスにも十分満足した」:ハース F1第10戦決勝

 2021年F1第10戦イギリスGPの決勝レースが行われ、ハースのニキータ・マゼピンは17位、ミック・シューマッハーは18位でレースを終えた。

■ウラルカリ・ハースF1チーム
ニキータ・マゼピン 決勝=17位

2021年F1第10戦イギリスGP ニキータ・マゼピン(ハース)

 タフなレースだった。めっちゃ暑くてね。週末全体はポジティブだった。最終的にこのクルマから引き出せたバランスに十分満足していたけど、やはり他のチームと比べると遅くて、今日のレースでは誰とも戦えなかった。

 これまでの週末と比べると、あまりクルマのセットアップを変えることができなかったが(注:プラクティスが少なかったため)、週末の早い時点でとてもいいセットアップを見つけられたと思う。それも予選には最適ではなかったかもしれないが、ここのようにタイヤに厳しいサーキットでは、かなり良く機能するセットアップだった。

 スタート直後は、何とか順位をあげようと必死でプッシュした。このコースではオーバーテイクは難しいと分かっていたからだ。結果として、かなりタイヤを使ってしまったけど、おそらく過去3年間ではベストと言えるオーバーテイクを決めることができたよ。

■ウラルカリ・ハースF1チーム
ミック・シューマッハー 決勝=18位

2021年F1第10戦イギリスGP ミック・シューマッハー(ハース)

 楽ではなかったね。残念なことに、タイヤの扱いに苦しんだだけでなく、自分たちで選んだアプローチが間違っていた。最初の数周でタイヤをオーバーヒートさせないように努めたのだが、どうやらニキータ(・マゼピン)はそこで僕より強めにプッシュしながら、タイヤをウインドウ内に維持できたようなんだ。そのあたりをしっかり分析する必要がある。つまり、僕にはもっと速く走れるマージンが、たっぷりとあったことになるからね。今回の経験から学んで、ブダペストではいいパフォーマンスを発揮したい。

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