二刀流で全米を席けんしているエンゼルスの大谷翔平投手（２７）を相手ベンチはどう見ているのか。サンフランシスコの地元紙「ザ・マーキュリー・ニュース」は１９日（日本時間２０日）からのオークランドでの２連戦を前に「アスレチックスの面々は、大谷のような選手は他にいない。ベーブ・ルースよりはるかにすごい」との特集を掲載した。
オールスター戦で一緒だった右腕バジットは「世界中どこを探しても誰一人彼のやっていることはできない。大谷だけ。ベーブ・ルースの存在も知っているけど、大谷はルースよりも大幅にすごい。野球自体があの頃より大幅にいいのだから」と絶賛した。
左腕アービンは「（交流戦の）ジャイアンツ戦で８回投げて４打席に立ったら、くたくただった。大谷はそれを中５～７日でやる上に、あの打撃成績。反対側のダグアウトからリスペクトするしかない」と脱帽する。
外野手のキャンハは「大谷のような選手を抱えているところはどこにもない。彼のみ。だから有名なのさ」とうらやむ。
メルビン監督は「投打であそこまでの成功は他で見ることはないだろう。少しでも似たことができる人が現れるとも思えない」と賛辞を贈る。
内野手のチャプマンは「まるで（レイズのエース）グラスノーのような速球を投げ、（自軍の主砲）オルソンのようにボールを打ち、（パドレスの）タティスのように盗塁する。すごいことだよ」とその価値をたたえた。日本人選手初の本塁打王が見えてきた大谷。魅了しているのはファンだけではない。
