20日(火)も猛暑続く 熱中症に警戒を 沖縄は台風6号の影響が長引くおそれ

 

20日(火)も広い範囲で晴れて厳しい暑さが続き、35℃以上の猛暑日が100地点を上回る見込み。一方、沖縄・奄美は台風6号の影響で、荒れた天気が長く続くおそれがある。

きょうも体温並み

 北~西日本にかけては、一部で雲が広がっているものの、多くの地域で朝から晴れて気温が高くなっている。午後はさらに高温となる地域が多く、きのう(19日)と同じくらい危険な暑さとなる所がありそうだ。  20日(火)の予想最高気温  37℃ 一関(岩手)、山形、熊谷、甲府、佐賀など  36℃ 盛岡、福島、前橋、さいたま、大阪、福岡、熊本など  35℃ 長野、福井、広島、山口、長崎など  東北から東・西日本、沖縄(八重山地方)にかけての23府県に「熱中症警戒アラート」が発表されている。きょうも、こまめな水分補給を心がけ、暑い時間帯はできるだけ外出を避けるなどの行動が必要だ。夜間も気温が高いため、就寝中もストレスを感じやすく、疲れが抜け切らない状態が続くため注意が必要となる。    気温の上昇に伴い、午後は東日本の内陸を中心に雨雲の発達する所がある見込み。天気の急な変化、落雷や突風、ひょうなどに注意が必要だ。なお、あす21日(水)も全国的に暑い状態が続き、東北や東・西日本は、内陸を中心に35℃以上の猛暑日となる所がある見通し。

沖縄 週末まで台風影響

 台風6号が暴風域を伴い、沖縄の大東島地方に最接近している。台風は今後、発達しながら沖縄近海を西へ進み、24日(土)にかけて強い勢力で沖縄本島地方や先島諸島に接近する見込み。奄美は、あす21日(水)未明に台風が最接近するため、この方面は22日(木)にかけて高波に警戒が必要だ。

 なお、台風の進路によっては、沖縄本島地方はあす21日(水)未明から暴風となるおそれがあり、22日(木)にかけて警報級の大雨となる可能性がある。宮古島地方では、21日(水)夕方から暴風となり、八重山地方は22日(木)未明から暴風となる見込み。先島諸島では猛烈な風が吹き、一部の住家が倒壊するおそれがある。また、先島諸島でも、21日から24日(土)にかけて雨の量がかなり多くなる見通し。台風が接近する前に、早めの台風対策が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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