株式会社ベネクス(神奈川県)が「リカバリーウェア」で新潟アルビレックスBB選手の休養を応援

贈呈式の様子。選手たちが手に持つ、ベネクスから送られた「リカバリーウェア」には、アルビBBのマークが

新潟アルビレックスBBは、休養の効果を高める「リカバリーウェア」を開発・販売する株式会社ベネクス(神奈川県厚木市)と1日付けで選手の休養に関するサプライヤー契約を締結。20日に開催した贈呈式では、選手たちが実際に使用する「リカバリーウェア」を受け取った。

ベネクスは2005年、介護用品メーカーとして創業。現在はケアという観点から、休息時の効果を高める製品の開発へ主軸を移し、神奈川県と東海大学(神奈川県平塚市)との連携事業により開発した「リカバリーウェア」を、普段使いのTシャツやブランケット、アイマスクのような部分的に使用する製品まで幅広く展開している。

ベネクスの星繁信代表取締役副社長によると「リカバリーウェア」は、鉱物を練り込んだ繊維で編んだ製品であり、筋肉の緊張を和らげ弛緩を助けることで休息効果を高めるものであるという。そのため、運動中・試合中ではなく、試合後や睡眠時に着用することで大きな効果を発揮する。

アルビレックスBBの池田雄一選手(写真左)とベネクスの星繁信代表取締役副社長(写真右)

「リカバリーウェア」を持つ池田雄一選手

アルビレックスBBでは5年ほど前からベネクスの「リカバリーウェア」を導入しているが、今回の契約により今後1年間、継続的な製品の提供を通して選手の休養を支援していくという。今回の贈呈式では、選手たちへ「リカバリーウェア」として展開されているTシャツ・ズボンと肩掛けのクロスが手渡された。

ベネクスの星繁信代表取締役副社長は贈呈式の場で「休養専用着という新しい分野であることから、これまでにこうしたサプライヤー契約を結ぶ機会はなかった。改めて、アルビレックスBBの一員となれたことを嬉しく思うし、今後継続的に選手の休養をサポートしていきたい」と語った。

近年は、「未病」の改善への注目やコロナ禍に伴う運動機会の喪失などから、スポーツ用品界では幅広い人が利用できるリカバリー用品やケア用品への関心が高まっている。アルビBB選手を影で支える製品として、と同時に、今後より需要が高まるであろうこの分野の動きにも注目だ。

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