斎藤工、「漂着者」話題の全裸姿は「放送事故ではありません(笑)」

テレビ朝日系で7月23日にスタートする、斎藤工主演の連続ドラマ「漂着者」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)のインスタライブが開催され、主演の斎藤工が出演。その後の囲み会見にも出席した。

企画・原作を秋元康が手掛ける同ドラマ。ある地方の海岸に、斎藤演じる全裸のイケメン男性が漂着し、偶然この男を発見した女子高生たちがSNSに動画を投稿したことでバズり、男は一躍時の人に。男は、発見された際に発した言葉が、アーネスト・ヘミングウェイの作品に出てくるものだったため、ネット上で「ヘミングウェイ」と呼ばれる。そして、記憶もなく自分が何者かも分からないものの、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮したことで、次第に人々からあがめられる存在になっていく。

長髪にひげ、そして白い衣服というヘミングウェイの姿で登場した斎藤だが、話題を集めている全裸姿に「放送事故ではありません(笑)。皆さん、僕のこの姿に早く慣れてください」と呼びかけると、視聴者から「長髪も似合っていますね」「かっこいい!」などのコメントが多数寄せられた。

また、新聞記者・新谷詠美を演じる白石麻衣とのエピソードについて、視聴者から質問が寄せられ、斎藤が「白石さんが現場にいらっしゃると、空気が澄み渡って奇麗になる。どんな雑踏でも奥多摩のような済んだ空気に変えてくれるんです」と語ると、ライブを見ていた白石が「奥多摩担当として頑張ります!」とコメントを投稿。これに気付いた視聴者が大喜びする一幕も。斎藤もすかさず「OKT(奥多摩)ですね(笑)」と返すなど、画面越しに息の合った絶妙な掛け合いを見せた。

その後、視聴者が自由にスクリーンショットを撮影できるスクショタイムとなると、斎藤が作中で重要な鍵を握る“あるポーズ”を披露。さらに、「予言者ともいえるヘミングウェイが無意識に描いた絵は、今後重要なポイントになりますので覚えておいてくださいね」と一足先にチェックすべきポイントを明かした。

ライブ配信後に行われた囲み会見では、あらためて全裸での漂着シーンに向けてどんな準備をしたかを聞かれ、「今は放送コード的にお尻をしっかりと映せないと聞いたのですが、なんとか『全裸漂着』はやりたいとお願いして実現しました。スタッフさんが海水パンツは用意してくださっていたのですが、そのシーンがクランクインだったということもあり、主役としての心意気もお伝えしたかったのと、漂着した僕を発見する役の方々も、海パンをはいて横たわった人より、オーガニックな姿の人にリアクションをする方が、お芝居する上でもきっと違うだろうな、と思ったので…(笑)」と、自ら志願したことを告白。

さらに、劇中ではまるで教祖のようにまつり上げられていく役柄だが、もし自身が広めるなら「脳ではなく腸が意識を司っていることを知りましたので、やはり『腸を大切に』という『“腸”教』でしょうか。たぶん腸のマークなんでしょうね。収納された管みたいなマーク…本当にごめんなさい、ちょっと引き返せない状態の僕です(笑)。最近、もう腸のことしか考えてません! 皆さまの腸のことも、皆さま以上に考えておりますので(笑)」と語った。

加えて、初回放送日が、東京2020オリンピックの開幕式当日ということで、「スポーツに関してもエンターテインメントに関しても、数年前から受け取り方がかなり変動しています。リアルタイム(視聴)の価値も当然上がっていると思いますけど、同時に自分のタイミングで楽しむ時代に移行していると思うんです。もちろん、放送時間にチャンネルを合わせて見ていただくことがわれわれの一番の幸せであり、報いではありますが、特にこの作品に関しては『考察』が一番の楽しみ方だと思います。見直すことで新たな発見も出てくるような作品なので、金曜日の夜、11時15分からという放送時間だけがすべてではない、と。オリンピックに対しても同じように感じています。オリンピックも楽しみたいですね」と心境を述べた。

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