二宮町立一色小学校(同町百合が丘)の裏山で、地域住民が手入れして育てたヤマユリが23日から一般公開される。梅雨明けした夏の日差しを浴びた100本以上のヤマユリが大輪を咲かせている。
「百合が丘」の地名の由来となったヤマユリはかつて丘陵地帯に広く自生していたが、宅地開発によって姿を消した。同校の裏山は残された数少ない群生地で、「友情の山」と名付けられて7年前から近隣住民でつくる「一色小学校区地域再生協議会」が手入れをするようになった。
ヤマユリは現在8分咲き程度で、同会の廣上正市事務局長は「梅雨明けして一気に開花した。この連休でちょうど満開の花を楽しめそう」と来場を呼び掛けている。
26日まで。公開は午前10時~午後3時で、雨天の場合は中止。