米国務省「日米韓関係は重要...敏感な歴史問題対処の中でも協力継続すべき」 文大統領訪日見送り受け

ネッド・プライス米国務省スポークスマンは20日、定例ブリーフィングにおいて、ムン・ジェイン(文在寅)韓国大統領の日本訪問が見送られたことに関連しコメント。「広い観点から、強力で効果的な米国と韓国、日本の3者の関係は、私たちの共同安全保障と利益に非常に重要である」と述べた。

参考記事:【解説】文大統領が訪日見送り 性的発言に韓国与党の反発大きく…次期政権と交渉も?

続けて、日米韓3カ国の関係が世界に与えることができる影響について触れ、「自由と民主主義の守護、人権の維持、女性の権利擁護、域内と世界の平和と安全保障の促進、インドの太平洋地域と世界の法治主義の強化」と言及した。

プライススポークスマンは、韓国と日本が対立している従軍慰安婦問題についての質問に対しても、三者の関係に影響を及ぼしてはならないという立場を明らかにした。

特に、米国は、韓国と日本が歴史問題で癒しと和解を図る方向で協力することを促してきたとし、ブリンケン米国務長官は、副長官時代に3者の関係について多くの時間を努力に注ぎ、見守ってきたとし、これは3者の関係がいかに重要であるが認識していたからだと強調した。

続けて、2015年にも言及したように、米国は、韓国と日本が結んだ従軍慰安婦に関する合意を歓迎したとし、当時の合意は、より生産的で建設的な両国関係を構築するための意志の事例だった言いました。

プライススポークスマンは、「敏感な歴史的問題に対処する過程の中でも、域内の国際優先課題への協力は継続されなければならない」と述べた。

21日、東京では日米韓3か国による外務次官協議が行われる。

参考記事:日米韓外務次官協議が東京で開催へ 「米国は日韓の対立調停には線を引いている」韓国紙指摘
参考記事:文在寅大統領の訪日見送り、韓国世論は肯定評価…決定支持65.5%
参考記事:韓国市民団体が性的発言の駐韓日本公使を告発 警察が受理も外交官特権で捜査は免責へ

© 合同会社WTS研究所