旬の枝豆 出荷 選別作業が最盛期 選果場、連日フル稼働 JAえちご上越

 JAえちご上越の主力園芸品目、枝豆の出荷が始まり、上越市内5カ所のサテライト選果場には連日、市内の生産者から収穫したばかりの枝豆が持ち込まれている。

 同JAは、ほ場近くにサテライト選果場を設けて品質・食味向上への対応を強化し、選別からパッケージ作業までを代行して行うことで作業の効率化を図り、農家の生産拡大を支えている。本年度の作付面積は59ヘクタールで、14種類が栽培されている。

 20日、上越市藤巻の園芸拠点集出荷施設では、朝から選別や袋詰めが機械と手作業で行われた。同施設は9日から稼働し、8~10人が昼夜2交代制で1日平均1トン、最盛期は同2トンの枝豆を処理する。

最終的に人の目と手によって選別される枝豆(20日、上越市藤巻の園芸拠点集出荷施設)

 洗浄・脱水して1次選別を終えた枝豆は、機械によって未成熟や色の悪い房を取り除いた後、人の目と手でより分ける本選別作業を行い、1袋約250グラムに計量されて自動で袋詰めされた。作業は今週末に最盛を迎え、8月末まで続く。

 園芸畜産課の西條幸太郎課長補佐は「鮮度の良い枝豆を消費者に届けて、生産者の努力が所得につながるよう、地元農家と目標達成へ協力していきたい」と意気込みを話した。

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