長崎県内初 デルタ株疑い確認 2人が陽性 確定検査へ

 長崎県は20日、県内の新型コロナウイルス感染者2人に、感染力が強いインド由来のデルタ株の疑いがあると発表した。県内の疑い例判明は初めて。今後、国立感染症研究所で確定検査を実施する。
 県によると、デルタ株のスクリーニング検査は、6月7日以降の陽性者を対象に県環境保健研究センター(大村市)で実施。今月18日までの陽性者281人のうち感染経路不明の181人の検体を調べ、直近1週間の検査対象38人のうち2人が陽性となった。
 県は「変異株であっても従来の感染対策が有効。手洗い、マスクの着用、緊急事態宣言地域などとの不要不急の往来自粛などを継続してほしい」と呼び掛けている。


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